幅広い知識と経験が多くの患者さんから信頼を集める、林医院。
さまざまな疾病に対応する総合内科専門医である院長 林 毅先生に、「健康に歳を重ねるために大切なこと」を伺いました。
林医院 院長 林 毅先生(横浜市都筑区)
50歳を過ぎたら要注意
定期的な健康診断を
50歳を超えたあたりから、あちらこちらに体の不調が現れはじめます。脂質異常や高血圧など、自覚症状がなくても命に関わる疾患を引き起こすリスクも、50代以降には急増するため、定期的な健康診断を欠かさないことが大切です。まずは今の自分の体の状態をしっかり把握し、健康維持に努めましょう。
不調なときこそ大切にしたい
自分らしい生き方
日頃から健康に気遣っていても、残念ながら50歳前後から、何らかの不調や疾患を抱える方が増えるのも事実です。中には、長期間の服薬や通院など、これまでとは違う日常を受け入れられない患者さんもいらっしゃいます。
治療を継続する上で、治療の目的や検査の数値などについて理解することはもちろん切なことですが、それだけではないと思うのです。「自分が日頃から大切にしいること」や「理想のライフスタイル」などをあらためて考えてみることで、 病気や治療に向き合う姿勢も前向きなっていくように感じてます。
私自身も60歳を過ぎ、折に触れ、「どう生きたいのか」を自分に問いかけることが大切だと思うようになりました。80代、90代まで生きられる時代になりましたが、人生山あり谷あり。不調を来すこともあるでしょう。 そんなときも前向きでいらように、常に「自分らしい人生」をイメージして過ごすことが大切だと感じています。
私は、週末に海辺のドライブを楽しんだり、最近では日本の歴史を学び直したり。まだまだ知らないことがたくさんあると思うと、老後ものんびりしていられませんね(笑)。