肌の表面にできる「ほくろ」。
この「ほくろ」は放置していても大丈夫? 顔など目立つ部分にある「ほくろ」を除去したい、など悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
適切なほくろ除去の方法と、おすすめのクリニックを紹介します。
そもそも「ほくろ」は取ったほうがいいの?
「ほくろ」とは、メラニン色素やメラノサイトという物質が皮膚の一部に集中してできる、良性のできもののことです。
「ほくろ」と一言で言っても、さまざまな種類があります。
一般に黒あざの小さなものが「ほくろ」と呼ばれており、がん化することはほとんどありませんが、まれにがん化することがあり、メラノーマ(悪性黒色腫)と呼ばれています。
特に、初期のメラノーマは「ほくろ」と区別がつきにくいため、専門医による診断が必要です。
良性腫瘍である「ほくろ」は基本的に治療する必要はありませんが、それが目立ち、気になる場合には、取ったほうがよい場合もあります。顔や肌を露出する部分にある「ほくろ」で、審美的に気になる場合は、除去しても問題ありません。
良性の場合でも、触ったりもんだりしていると大きくなったり、増殖しやすくなるので、自分でいじらないようにしましょう。
「ほくろ」の除去は、切開手術またはレーザー治療の2通り。
「ほくろ」を除去する方法は、「ほくろ」の種類や症状で治療法が異なります。
クリニックで行うほくろの除去方法としては、
メスを使って切除する「摘出手術」と、レーザーで焼く「レーザー治療」の2通りが主流になっています。
「摘出手術」は、盛り上がって色が濃い「ほくろ」の除去に用いられます。
健康保険が適用され、組織の検査が可能です。切開を伴うため、術後3~6か月ほどは傷跡が残りますが、再発の可能性がないメリットがあります。
一方、「レーザー治療」は、平坦で色が薄い「ほくろ」の除去に用いられます。
自費治療にはなりますが、施術時間が短く簡単に済むので、患者の精神的な負担が少なく、また切開できない箇所にあるほくろも除去できるメリットがあります。ただし、組織検査はできません。
市販のほくろ取クリームや針などを使って自己流で除去するのはとても危険ですし、除去することもできません。さらにほくろや皮膚を傷つけ炎症を起こし悪性化したり、またほくろが何らかの病気である可能性もあるので、「ほくろ」の検査や切除は、信頼できるクリニックで行うことをおすすめします。
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