ロンドンに本部があり国際的なワインの資格として近年、人気を集めているWINE & SPIRIT EDUCATION TRUST(WSET)。世界各国におよそ800の認定校があり、キャプランワインアカデミーは日本最大の認定プロバイダーです。
ここで学んだ知識をビジネスで活かしたいという方や、趣味を極めるべくワインの世界を学びたいという方までさまざまな生徒さんが通っています。
ワインの道は一日にしてならず
探究心を刺激される 専門家の講義に夢中になる
2006年の開校以来、ワインが趣味、ワインを仕事にしているという方に「ワインの奥深さ」を伝えてきたキャプランワインアカデミー。世界70カ国以上、年間約11万人が学ぶ世界最大のワイン機関「WINE &SPIRIT EDUCATION TRUST(WSET)」の日本最大の認定プロバイダーとして、今なおたくさんの生徒が通っています。講師はWSET認定のディプロマ資格やソムリエの資格を保持する、いわばワインのプロフェッショナルがそろっていることも特長です。
WSETはレベル1から4(ディプロマ)まであり、それぞれにコンセプトが設けられています。1はこれからワインを楽しみたい初心者向け。2はラベルでワインの特徴がわかるレベルまで知識を深めます。3はより深掘りした内容で、なぜそのワインスタイルになるのかをぶどうが育つ環境や
醸造から紐解いていきます。レベル4の講座は日本国内ではここだけで、ワインのプロフェッショナルとして活躍できる知識を習得します。
今回取材したレベル2の講座は、120分の講義を全8回受け、最後に認定試験を受験します。前半は主に座学。テキストに沿ってワインと料理の組み合わせや、ぶどうの産地とその気候によってどんな味わいになるのかなどを学び、後半はテイスティングでより知識を深めます。「お料理に合うワインを買って帰る、記念日にはどのワインを飲もうかなど、夫婦の会話のきっかけにもなります。いつもの食卓に刺激を与えると言えるかも知れませんね」と、講師のオースタン紗知子先生。青山の街を見下ろせる、開放感ある教室も生徒さんから好評です。
「もともとワインが好きで、友人を招いてワイン会をすることも。そこでワインに関する知識をもっと深めると、より楽しめるかなと思って通い始めました。先生の講義はとてもわかりやすく、温暖化による影響や品質の高さなどを理解することができました。教室は都内にあってアクセスがよく、コロナ対策も万全で安心して通えます」という生徒さんの声も。
座学でワインの特徴をじっくり学んだ後、テイスティングを行います。ここでは色や香りだけでなく、味については辛口、甘口に加えてアルコール度数、風味の強さ、後味、タンニンなど深く掘り下げます。香りも花や緑色果実、柑橘類、有核果実などさまざまなにおいが複合的に合わさっており、それら一つ一つを紐解いていきます。