本との出会いは人生を豊かにするもの。
そこで地元の書店のみなさんに、自分らしい心地よい暮らし、自分らしいよりよい生き方を考えるきっかけになる「ウェルビーイングな本」を教えていただきました。
「ウェルビーイングな本」おすすめの3冊
『ワールドトリガー』1 〜(以下続刊)(著/葦原大介 集英社)
©葦原大介/集英社
著/葦原大介 集英社 484円(税込)
誰かを思いやり、人と人が関わり生きること
SFアクションものの少年漫画です。序盤は戦闘シーンも多いのですが、登場人物たちのキャラクターが実に魅力的に描かれていて、その成長が見どころの一つです。読んでいて勇気づけられたり、逆に自分と重ねてダメなところを指摘されたり。登場人物に誰一人モブがいない世界で、みなが誰かを思いやって生きています。人は人と関わって生きていることにあらためて気づかされます。
『ヤンキー君と科学ごはん』1〜(以下続刊) (著/岡 叶 集英社)
🄫岡 叶/集英社
著/岡 叶 集英社 715円(税込)
子どもと向き合うとき、大人の自分はどうありたいか?
料理がキーワードになっていますが、人間模様がとても魅力的な作品です。育った環境のせいでヤンチャをしている主人公ですが、ある先生との出会いで心を開き、だんだんと変わっていきます。自分が先生の立場だったら子どもにそんな風に言えるかな、自分もこんなふうに子どもから信頼してもらえるだろうかと、大人としてどうありたいかを考えさせられます。
『ふたりは ともだち』『ふたりは いっしょ』『ふたりは いつも』『ふたりは きょうも』
(作アーノルド・ローベル 訳/三木 卓 文化出版局)
作/アーノルド・ローベル 訳/三木 卓 文化出版局 各1,045円(税込)
友だちを思いやりながら、自分のペースでのんびりと行こう
有名な「かえるくん」シリーズ。『ふたりはいつも』に収めされている「おちば」は、相手を思って互いに相手の家の前の落ち葉を掃除する二人が、自分のところは散らかっていても友だちの家の前はきれいにできたからよかったと思いながら眠りにつくほっこりとするお話です。全作を通して大切な友だちとの関係性が心地よく、自分のペースでやっていこうと思わせてくれます。
ブックファースト 青葉台店:店舗情報
青葉台地区最大級の広さと品揃えで、 さまざまなジャンルの書籍・雑誌を豊富にラインナップしています。ファミリー層の利用が多いことから、児童書や絵本にも力を入れており、絵本のキャラクターをモチーフにしたグッズを販売するコーナーも人気です。
ブックファースト青葉台店
絵本売り場には、テーマに合わせてピックアップしたコーナーも。つい手に取りたくなるかわいいポップが目を引きます。