たまには夫婦水いらずで、ちょっと優雅なディナーはいかがでしょうか。
ここでは二人の時間を楽しむにおススメのお店を紹介します。
代々木公園駅より徒歩1分にある、イタリア料理「OSTU(オストゥ)」
イタリア北部のピエモンテ州バローロ村で6年間、修行を積んできたというオーナーシェフの宮根正人さん。できるだけ本場の味を届けたいという思いから、現地から食材を仕入れて調理し、提供しています。
料理は全7皿のコースのほかアラカルトも取り揃えており、厳選されたワインと一緒に味わうことができます。コースは毎月メニューが変わり、大人にはちょうどいい量で仕上げているそう。最後にコーヒーとお菓子まで味わうのが北イタリア流で、格式に則って提供しているところもこだわりです。
店名の「オストゥ」はピエモンテ州の方言、「オステリア(食堂)」に由来しています。イタリア料理と聞くと格式の高さを感じるかもしれませんが、「バローロ村にある、気の利いた食堂を再現しました。北イタリアの郷土料理をお楽しみください」と宮根さん。どこか落ち着く静かな雰囲気のなか、夫婦二人で贅沢な時間を過ごせます。
バターやチーズを使った濃厚な味わいが特徴
北イタリアの料理はオーソドックスなトマトやバジリコではなく、バターやチーズを使う濃厚でリッチな味わいが特⻑です。またバローロ村はイタリア北部の海から離れたところにあるため⿂介よりも⾁料理がメインです。
ズッキーニには雄花と雌花があり、実がつくのは雌花のほう。こちらは雌花を使った花ズッキーニにチーズなどを詰めて揚げたもの。旬は梅⾬ごろので、オストゥでも⼈気のメニュー。
炭火で焼いた絶品Tボーンステーキは完全予約制
メスの仔⽜を炭⽕でじっくり焼いたTボーンステーキ。アラカルトで提供している予約制。1.5kgほどとボリュームがあるため、「4名様くらいで召し上がってください」と宮根さん。※コロナ禍により⼊荷がない場合もあります。必ず事前に電話で確認してください。
北イタリア料理では定番のひと⽫
熊本産⾺⾁のタルタルステーキ。北イタリアでは仔⽜を使う定番のひと⽫ですが、⽇本では⽜⾁を⽣で⾷べることに関する規制があり、⾺⾁でアレンジ。「ニュアンスは変わりますが、これはこれでおいしい。ぜひ、ご賞味ください」。
落ち着いた店内と豊富なワインが魅力の大人の空間
落ち着いた雰囲気の店内は、オトナ夫婦にぴったり。「日々の喧騒から離れて、ゆっくり過ごしてほしい」という宮根さん。記念日はもちろん、月に1回コース内容が変わるため毎月、足を運ぶお客さんもいるのだとか。
店内のセラーには赤ワインを豊富に取りそろえています。ワインリストがあるほか、ソムリエも常駐。料理にあうワインを提供します。
コースのほか、前菜、パスタ、メインをアラカルトからオーダーすることも可能。北イタリアの郷土料理と厳選された赤ワインで、優雅なひとときを過ごしてみては?